教育理念

やってみるって、おもしろい
–その一歩からはじめる学び–

「うちの子、すぐに『できない』って言っちゃうんです」

こんな声から、この学びは生まれました。

これまでロボット・プログラミング教室「テディス」を通して、
たくさんの子どもたちと関わってきました。

挑戦する前に「ムリ〜!」と言ってしまったり、
うまくいかないと「いいから答えを教えて」と助けを求めたり。
あるいは、自由な制作なのに正解を追いかけて、
自分が本当につくたいものでなく、無難なものになったり。
そんな姿を、何度も見てきました。

でもある日、ある子が言ってくれたんです。
「課題はたくさんあるけど、それを一つずつ自分のチカラで解決していくことが、何より楽しい」

その言葉に、私たちはハッとしました。
本当の学びの楽しさは、自分の{!?」を追いかける、
“考えて、ためして、また考える”――その過程の中にあると。

てくテクex×テディスは、そんな“試行錯誤を楽しむ学び”を育てる場所です。
子どもたちが自分の「!?」を出発点に、
自分で考え、工夫し、やり抜くチカラを、
じっくりと育てていけるように。

今の時代、何もかも「効率」や「正解」を求める。でも、生成AIが登場し、これからどんな時代になり、どんなチカラが必要となっていくのでしょう。大量のデータを正確に処理する、憶える、これまで必要とされていたものはAIにとって代わられるでしょう。

では、子どもたちが大人になって社会で活躍するようになる10年後、20年後はどんな世の中になり、どんな人が活躍しているのでしょうか?子どもたちの教育は今を見るのではなく、将来の世の中を予想し、必要とされる人物像を描かなくてはなりません。

今の教育のように、憶えることが中心で、素早く正確にタスクをこなす業務はAIに置き換えられます。AIにできないような感性や、コミュニケーション力、創造性が求められるようになるのは間違いありません。また、これまでのように、考えて考えて考えた完璧なプランができるまで待っていては、そうなったときにはすでに時代遅れとなっていることでしょう。実際、企業も大きく変わり、動きながら考え修正するようになってきています。

工業化時代から情報化時代へ、その次は「AI時代」なのでしょうか。日本はすでに工業化社会での成功体験から抜け出せずに、情報化社会で大きな後れをとっていますので、是非ともAI時代にいち早く適応して巻き返したいところです。

少し堅苦しい話をしましたが、先の見えない、変化の速いこれからの時代の教育に必要なのは、目の前にあることを面白がり、自分なりに考え工夫して、失敗さえも楽しみ、何度も挑戦できる、そんなマインドではないでしょうか。

でも、失敗を恐れずに挑戦し続けるのって難しいですよね。誰しも失敗は嫌なので、できれば避けたい。一方で、世の発明品には、実は失敗作だったなんてことも少なくはありません(ポストイットなど)。また、2025年ノーベル化学賞を受賞した日本人、北川進さん(京都大学)のインタビューの中ででてきた「無用の用」ということば、こうした現実に起きていることに目を向けると、将来役に立つかどうかなんて、特に幼少期の学びで気にする必要は全くなく、むしろ、他の人にとってはどうでもいいような自分の「!?」を追いかけることが主体的に学ぶ原動力になったり、実は後になってそれがとても大切な事であったりします。

学校教育に目を向けても、アクティブラーニング、探究型の学習などの言葉が目立ってはいますが、探究と言いながらゴールが決まっていたり、成績はプロセスよりも結果(成果)ばかりで評価されてしまいます。また、親も子どもも忙しく、ゴールを目指して一直線の学びであふれています。本来の学びは、もっと自由で、もっとフラフラ(寄り道や回り道、立ち止まり、戻ってもOK)していいものであり、そうした方が様々な体験が結びつき、より活用可能な生きた知識となるはずです。

ですから、これまであるような決まった形・やり方で、他者に定められたゴールを目指すのではなく、自分の「!?」を大切にして、「まずやってみる」、「それから考える」、「失敗含めてそのプロセスを面白がっちゃう」こんな活動を通じて、子どもたちの好奇心・探究心のフタをひらいて能力を解放し、思い切り試行錯誤を楽しんで、最後までやり抜くマインドを育てることが、より一層重要になっていると考えています。

15年あまり、レゴ・ロボット・プログラミングの教室「テディス」を運営してきて、たどり着いた現時点の考えをカタチにしようとしているのが、「てくテクeX」×「テディス」の学びです。

「何の役に立つのか?」、「とはいっても・・・」など、様々な考え方はあると思いますが、この15年余りの子どもたちの学び方やマインドを見ていて、「本当に今のままでいいのか・・・」と感じてきた私の現時点での答えです。

ここに書いたことは理想であり、全てを実現出ているとは思っていません。うまく行っている部分はより良く、うまく行かない部分は修正しながら、皆さんと一緒に、これからの「てくテクeX」×「テディス」を作って行きたいと考えています。

私たちの考えに少しでも共感していただけたら、まずは体験してみてください。「てくテクeX」あるいは「テディス」でお待ちしています。




未来を生きる子どもたちに、必要な力を育てたい。

今の社会は「効率」や「正解」を求めがちです。しかし、生成AIの登場により、これまで必要だった「暗記」や「正確さ」はAIに置き換えられる時代になりました。では、10年後、20年後に活躍する人はどんな力を持っているのでしょうか。

感性、創造力、コミュニケーション力――AIにはできない力が求められます。そして、完璧なプランを待つよりも、動きながら考え、試行錯誤し、失敗も楽しむマインドがこれからの時代には欠かせません。

私たちは、子どもたちが「まずやってみる」「自分で考える」「失敗を含めて楽しむ」体験を通じて、好奇心や探究心を引き出し、思い切り試行錯誤する力を育てたいと考えています。小さな「!?」を大切にする学びこそ、将来の社会で役立つ力につながると信じています。

15年以上にわたり、レゴ・ロボット・プログラミングの教室「テディス」を運営してきた経験をもとに、2025年には「てくテクeX」との学びをスタートしました。固定されたゴールではなく、子どもたち自身の好奇心に寄り添い、自由でフラフラ(寄り道もOK)の学びを提供しています。

理想を掲げながらも、すべてを完璧に実現できているわけではありません。うまくいく部分はより良く、うまくいかない部分は皆さんと一緒に改善しながら、よりよい学びの場を作っていきたいと考えています。

少しでも共感いただけたら、ぜひ体験してみてください。「てくテクeX」や「テディス」でお待ちしています。